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三河湾は知多半島と渥美半島に囲まれた内湾で、古くから豊かな海の恵みをもたらしてくれる本県の「里海」であり、全国有数の優れた漁場として水産業を支え、観光やレクリエーションの場としても親しまれ、私たちの生活に密着したものでした。
今でも私たちに海の恵みをもたらしてくれているものの、戦後の経済発展に伴い、埋め立て等により干潟・浅場・藻場の多くが失われ、陸域からの流入負荷の増大も相まって、水質の悪化、赤潮や苦潮の発生など環境の悪化、漁業活動を含む生物生産機能の低下が生じています。
これまでに流入負荷の削減などの各種対策を講じてきましたが、環境基準の達成維持がなされておりません。
「三河湾環境再生プロジェクト-よみがえれ!生きものの里“三河湾”-」を推進するため、県民、NPO、市町村及び県が一体となって、三河湾の環境再生に向けた取組の機運を高めるため各種取組を実施しています。
三河湾の環境再生に向けた取組を、さらに発展、定着させていくことを目指して、2015年6月10日に「三河湾環境再生パートナーシップ・クラブ」を設立しました。本クラブは県民、NPO、企業、関係団体、教育機関、行政等が連携・協働し、多くの人々に三河湾に関心を持ってもらい、県民の里海である三河湾を再生し、次の世代に贈ることを目的としています。
三河湾の沿岸や流域における水質浄化の取組を推進するため、
「あいち森と緑づくり環境活動・学習推進事業」を活用してNPO等の環境活動を支援しています。
2024年度に支援している団体は以下の6団体です。(順不同)
- NPO法人愛知環境カウンセラー協会
- 「あいちの海」グリーンマップ
- NPO法人環境ボランティアサークル亀の子隊
- 島を美しくつくる会
- 半田こどもエコクラブ
- Amor a MikawaOne プロジェクト
三河湾の環境再生の必要性や、干潟、浅場、藻場のはたらきなどについて学んでいただけるよう、啓発資材を作成しています。