愛知県では、海岸漂着ごみの組成や量、そしてこれらの経年変化を把握し、今後の漂着ごみ発生抑制対策を効果的に実施するため、漂着ごみ組成調査を実施しています。
調査は、環境省「地方公共団体向け漂着ごみ組成調査ガイドライン」(以下「ガイドライン」という。)に準じて実施しています。
- ・調査時の海岸汀線から海岸の後背地(植生があるところ)までの間を対象とする。
- ・長さ 2.5cm 以上のごみを調査対象として、回収する。
- ・回収したサンプルをガイドラインの「漂着ごみの分類表」により分類する。また、ペットボトルやそのキャップ、及び漁業用の浮子の表記言語などから、製造国の分類も併せて実施する。
- ・分類した漂着ごみは、項目ごとに個数、重量、容量を計測する。なお、元の製品が推定できない場合は破片に分類し、個数として計測しない。
【漂着ごみの調査範囲】
【調査時の写真】
どこの海岸で、どの時期に調査するかによって、漂着ごみの組成や量は大きく異なります。
愛知県には、閉鎖性水域である「伊勢湾」及び「三河湾」、外洋に面した「遠州灘」がありそれぞれ特徴も異なることから、バランスよく複数個所の調査地を選定しています。
- ・令和2年度調査結果 [PDFファイル/459KB]
- ・令和3年度調査結果 [PDFファイル/357KB]
- ・令和4年度調査結果 [PDFファイル/2.07MB]
- ・令和5年度調査結果 [PDFファイル/1.42MB]
令和5年度には漂着ごみの漂流経路となる河川の周辺(河岸・河川敷)に散乱するごみの分布状況や組成の調査を実施したため、参考に結果を掲載します。