1.漂着(ひょうちゃく)ごみは、外国のごみ?日本のごみ?
漂着(ひょうちゃく)ごみは、海の流れの影響(えいきょう)により、外国からきたごみが多い場所もありますが、日本ですてられたごみばかりが流れ着く場所もあります。
それでは、日本のごみはどのようにして海岸に漂着(ひょうちゃく)しているのでしょうか。
2.漂着(ひょうちゃく)ごみは、私たちがすてたごみ
漂着(ひょうちゃく)ごみは、海岸でポイすてされたごみもありますが、多くは私たちが生活する中ですてたプラスチックボトルやお菓子(かし)の袋(ふくろ)などの家庭ごみです。
街(まち)でポイすてされたり、外においたごみが、風や雨によって川に入り、川の流れに乗って海に出ていったものが漂着(ひょうちゃく)するのです。プラスチックのごみは、分解(ぶんかい)されずにどんどん海岸にたまり、海岸を汚(よご)します。海岸をきれいにしても、ごみがどんどん流れてくるので、しばらくしたらまた汚(よご)れてしまいます。
愛知県の海は、半島にかこまれ、半島の外からのごみが入りにくくなっています。そのため、愛知県に流れ着く漂着(ひょうちゃく)ごみは、私たちがすてたごみがほとんどです。
私たちの生活から出るごみがもっとも多く、次いで、漁業(ぎょぎょう)から出るごみ、農業や工場から出るごみが多くなっています。