掲載種の解説 哺乳類
哺乳類
レッドリストに掲載された各動物について、種ごとに形態的な特徴や分布、県内の状況等を解説した。記述の項目、内容等は各分類群冒頭の凡例のとおりとした。準絶滅危惧種、情報不足種、地域個体群についても、絶滅危惧種と同じ様式で記述した。なお、無脊椎動物(昆虫類、クモ類、貝類)の情報不足種については、対象種の解説を数行で記述した。また、国リストの種については、対象種が愛知県では絶滅危惧種(準絶滅危惧種、情報不足種を含む)と判断されなかった理由を数行で記述した。
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」の表記については、略称として「種の保存法」と表記することとした。また、愛知県の「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」の表記については、略称として「県条例」と表記することとした。
執筆責任者は、凡例の後、または各種解説の末尾に表記した。ただし、編集者の都合で、一部加筆した場合もある。また、県の責任で全面改訂を依頼した魚類と両生類以外は、必要に応じ、2002年版及び2009年版の執筆責任者も表記した。
なお、ここで「執筆責任者」というのは「本書に書かれた内容に責任を持つ者」という意味で、「本書の文章を作成した者」という意味ではない。今回の「レッドデータブックあいち2020」は、2002年版及び2009年版の改訂版であるが、旧版との内容の一貫性を保つため、今回の執筆責任者が内容上特に問題がないと判断した部分については、原則として旧版(レッドリストあいち2015付属資料を含む)の文章表現をそのまま踏襲することとした。
【 掲載種の解説(哺乳類)に関する凡例 】
【分類群名等】
対象種の本調査における分類群名、分類上の位置を示す目名、科名等を各頁左上に記述した。目・科の範囲、名称、配列はレッドリストに従った。
【評価区分】
対象種の愛知県における評価区分を各頁右上に記述した。参考として「環境省レッドリスト2019」の全国での評価区分も各頁右上に記述した。また、各評価区分に対応する英文略号も同じ場所に記述した。
【和名・学名】
対象種の和名及び学名を各頁上の枠内に記述した。
【選定理由】
対象種を愛知県版レッドデータブック掲載種として選定した理由について記述した。
【形態】
対象種の形態の概要を記述した。
【分布の概要】
対象種の分布状況の概要を記述した。また、本調査及び過去のレッドデータブックあいち(2002年版ブック・2009年版ブック・2015年版リスト)作成時の調査において、対象種の生息が現地調査、文献調査及び標本調査によって確認された地域のメッシュ(標準地域メッシュ・システムにおける5倍メッシュ)を県内分布図として掲載し、現地調査による確認地域、文献調査または標本調査による確認地域を●印で表示した。また、一時的な出現地域は○印で、絶滅が確認された過去の生息地は†印で、絶滅している可能性が高い過去の生息地は?印で表示した。なお、同一メッシュ内に含まれる生息地が複数であっても1点として表示した。
【生息地の環境/生態的特性】
対象種の生息地の環境条件及び生態的特性について記述した。
【現在の生息状況/減少の要因】
対象種の愛知県における現在の生息状況、減少の要因等について記述した。
【保全上の留意点】
対象種を保全する上で留意すべき主な事項を記述した。
【特記事項】
以上の項目で記述できなかった事項を記述した。
【引用文献】
記述中に引用した文献を、著者、発行年、表題、掲載頁または総頁数、雑誌名または発行機関とその所在地の順に掲載した。ウェブページ上の情報については、URLを掲載した。
【関連文献】
対象種に関連する文献の内、代表的なものを、著者、発行年、表題、掲載頁または総頁数、雑誌名または発行機関とその所在地の順に掲載した。
【 哺乳類 執筆者 】
子安和弘
織田銑一
【 哺乳類 調査協力者 】
次の方々に現地調査、標本提供、資料参照等で協力していただいた。
上村友久 大池辰也 大内秀之 大畑孝二 岡田慶範 小鹿 亨 小鹿登美
織田銑一 加藤貞亨 川島賢治 佐竹義雄 杉山時雄 曽根啓子 寺西敏夫
戸田尚希 中尾文香 夏目明香 名和 明 長谷川明子 長谷川道明 萩原聖子
水野マリ子 山崎 健 安井謙介 吉鶴靖則
愛知学院大学歯学部歯科資料展示室 勇魚会 志摩半島野生動物研究会 豊田哺乳類研究会
豊田市自然観察の森 豊橋市立自然史博物館 名古屋哺乳類研究会
(敬称略)
情報の提供、データベース作成で御協力いただいた関係者で、上記の方々以外も多数いらっしゃるが、関係者の皆様にここで深い感謝の念を表明しておきたい。