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あいちの生(い)きもの探(たん)検(けん)隊(たい)

生物多様性(せいぶつたようせい)って
何(なん)だろう?

ポイント01

「生物多様性(せいぶつたようせい)」は
生(い)きものの個性(こせい)とつながり

生物多様性(せいぶつたようせい)とは、生(い)きものたちの豊(ゆた)かな「個性(こせい)」と「つながり」をさします。
地球上(ちきゅうじょう)の生(い)きものは、40億年(おくねん)という長(なが)い歴史(れきし)の中(なか)で、様々(さまざま)な環境(かんきょう)に合(あ)わせて進化(しんか)してきました。
多様性(たようせい)には、次(つぎ)のような種類(しゅるい)があります。

  • 生態系(せいたいけい)の多様性(たようせい)

    奥山(おくやま)、里地里山(さとちさとやま)、里海(さとうみ)、河川(かせん)、湿地(しっち)など、自然環境(しぜんかんきょう)は様々(さまざま)。それぞれの環境(かんきょう)に適(てき)した生(い)きものがすみ、互(たが)いに関(かか)わり合(あ)いながら生態系(せいたいけい)が成(な)り立(た)っています。

    環境の多様性
  • 種(しゅ)の多様性(たようせい)

    私たち人間(にんげん)をはじめとしたほ乳類(にゅうるい)から、目(め)には見(み)えない小(ちい)さな微生物(びせいぶつ)まで、地球(ちきゅう)には様々(さまざま)な種類(しゅるい)の生(い)きものがいます。知(し)られているものだけで175万種(まんしゅ)、まだ発見(はっけん)されていないものを含(ふく)めると3,000万種(まんしゅ)にもなると言(い)われています。

    種の多様性
  • 遺伝子(いでんし)の多様性(たようせい)

    同(おな)じ種(しゅ)でも、異(こと)なる遺伝子(いでんし)を持(も)つことで、形(かたち)や模様(もよう)、行動(こうどう)などに多様(たよう)な個性(こせい)が生(う)まれます。たとえば、おなじテントウムシ(ナミテントウ)でも、背中せなかの模様もようはそれぞれ違ちがいますね。そうした違ちがいが、環境かんきょうの変化へんかへの適応てきおうにつながっています。

    遺伝子の多様性

ポイント02

生(い)きものが消(き)えてしまう!?

いま、生(い)きものが絶滅(ぜつめつ)するスピードは、自然(しぜん)な状態(じょうたい)の数(すう)10倍(ばい)から数(すう)100倍(ばい)にもなっています。
その大(おお)きな原因(げんいん)が、人間(にんげん)の活動(かつどう)です。
私たちの生活(せいかつ)や行動(こうどう)が、生(い)きもののすむ環境(かんきょう)にどのような影響(えいきょう)を与(あた)えているのでしょうか?

  • 人間(にんげん)の活動(かつどう)や開発(かいはつ)で
    すみかが減(へ)った

    家庭(かてい)や工場(こうじょう)の排水(はいすい)で川(かわ)や海(うみ)が汚(よご)れる、開発(かいはつ)で森(もり)がなくなる、埋(う)め立(た)てで干潟(ひがた)や砂浜(すなはま)がなくなる、といった問題(もんだい)が起(お)きています。

    人間の活動や開発ですみかが減った
  • 里地(さとち)里山(さとやま)の豊(ゆた)かな環境(かんきょう)が
    失(うしな)われる

    農家(のうか)が減(へ)って田畑(たはた)が使(つか)われなくなったり、また、お風呂(ふろ)を沸(わ)かしたり、料理(りょうり)を作(つく)るのに薪(まき)を使(つか)わなくなり、雑木林(ぞうきばやし)に人(ひと)の手(て)が入(はい)らなくなったことで、豊(ゆた)かな自然環境(しぜんかんきょう)が失(うしな)われつつあります。

    里地里山の豊かな環境が失われる
  • 外来種(がいらいしゅ)などにより
    生態系(せいたいけい)が乱(みだ)れる

    他ほかの地域ちいきから、本来ほんらいいなかった生物せいぶつ(外来種がいらいしゅ)が持もちち込こまれた影響えいきょうで、もともと日本(にほん)にいた生(い)きものがいなくなってしまう状況(じょうきょう)が起(お)きています。

    外来生物などにより生態系が乱れる
  • 地球環境(ちきゅうかんきょう)の変化(へんか)による影響(えいきょう)

    人間(にんげん)の活動(かつどう)から生(う)まれた温室効果(おんしつこうか)ガスにより、地球(ちきゅう)全体(ぜんたい)の温度(おんど)が上(あ)がっており、生(い)きものたちのすみかにも大(おお)きな影響(えいきょう)が出(で)ています。

    地球環境の変化による影響

ポイント03

生物多様性(せいぶつたようせい)が大切(たいせつ)なわけ

私たちの生活(せいかつ)は、生物多様性(せいぶつたようせい)がもたらすさまざまな恵(めぐ)みに支(ささ)えられています。
この恵(めぐ)みは「生態系(せいたいけい)サービス()」と呼(よ)ばれ、次(つぎ)の4つに分類(ぶんるい)されています。

  • 「供給(きょうきゅう)サービス」

    畑(はたけ)や田(た)んぼ、海(うみ)や川(かわ)でとれる食材(しょくざい)をはじめ、燃料(ねんりょう)の木材(もくざい)など、
    生(い)きものからの恵(めぐ)みを受(う)け取(と)っています。

    「供給サービス」
  • 「調整(ちょうせい)サービス」

    森(もり)、川(かわ)、海(うみ)などにより、きれいな空気(くうき)や水(みず)、暮(くら)しやすい気候(きこう)が
    保(たも)たれ、土砂災害(どしゃさいがい)などが抑(おさ)えられています。

    「調整サービス」
  • 「文化的(ぶんかてき)サービス」

    自然(しぜん)との関(かか)わりの中(なか)で、芸術(げいじゅつ)や祭(まつ)りなどの文化(ぶんか)が発展(はってん)してきました。自然(しぜん)の中(なか)で心(こころ)と体(からだ)が癒(いや)されるのも、生(い)きものの恵(めぐ)みのひとつです。

    「文化的サービス」
  • 「基盤(きばん)サービス」

    生(い)きものが土壌(どじょう)、水(みず)、空気(くうき)などを作(つく)り出(だ)し、それらが循環(じゅんかん)することで、私たちの生活(せいかつ)の土台(どだい)が作(つく)られています。

    「基盤サービス」