吸収式冷温水発生機等の冷水出口温度の適正管理

課題

吸収式冷温水発生機の冷水出口温度が、夏季ピーク時(7月~8月)以外においても「7℃」で運転している事例があります。

改善対策

吸収式冷温水発生機等の空調・熱源設備の容量は安全率等を見込んで設計されるのが一般的で、冷暖房ピーク負荷時期以外は低負荷率・低効率運転となっている例が散見されます。季節や施設の使用状況から判断し、冷水需要が少ない場合、冷水出口温度を暖和することで省エネルギーが図れます。

冷水出口温度 - ガス消費率(吸収式温水機)

出典:エネルギー管理員「新規講習」テキスト(財団法人 省エネルギーセンター)

冷水出口温度緩和によるガス消費量削減率

吸収式冷温水発生機の冷水出口温度を夏季ピーク以外の月(5月、6月、7月、10月)に
3℃緩和した場合の効果について試算します。

業態 オフィスビル
延床面積 5,200㎡
全ガス消費量 23,000㎥/年
ピーク時以外のガス消費量 6,300㎥/年
省エネ率 8%と仮定
原油換算係数 1.19L/㎥
ガス単価 90円/㎥
CO2排出係数 2.08kg-CO2/㎥

削減ガス量 6,300㎥/年×8%=504㎥/年
削減原油換算量 504㎥/年×1.19L/㎥=0.6kL/年
削減コスト 504㎥/年×90円/㎥=45,360円/年
削減CO2排出量 504㎥/年×2.08kg-CO2/kWh=1.0t-CO2/年
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