冷温水ポンプのインバーター制御

課題

冷温水を搬送するポンプについて、流量調整をバルブで行っている事例があります。

改善対策

ポンプを商用周波数(60Hz)で運転する場合、電動機は定速運動するため、ポンプの流量をバルブにより調整する方式が一般的に行われています。この方式では流量は下げられてもバルブでの損失が発生し、電動機の軸動力の低減はあまり期待できません。流量をバルブで調整している場合は、インバーターを設置し、現在と同流量になるように回転数を下げ、流量を調整することにより、電力使用量の低減を図ります。

インバーター制御している冷温水ポンプ

ポンプのインバーター制御とは?

冷温水ポンプをインバーター制御した場合の効果について試算します。

業態 オフィスビル
延床面積 5,200㎡
全消費電力量 200,000kWh/年
冷温水ポンプ 11kW2台
平均負荷率 80%
インバーター効率 95%(インバーターによる損失が5%)
運転時間 10h/日
運転日数 180h/年
省エネ率 49%と仮定
(周波数を10%下げ運転可能と仮定。ポンプ軸動力は回転数の3乗に比例します)
※効果1-(0.8×0.8×0.8)=0.49
原油換算係数 0.252L/kWh
電力総合単価※1 15円/kWh
CO2排出係数※2 0.373kg-CO2/kWh

削減電力量 11kW×2台×80%×95%×49%×10h/日×180日/年=14,747kWh/年
削減原油換算量 14,747kWh/年×0.252L/kWh=3.7kL/年
削減コスト 14,747kWh/年×15円/kWh=221,205円/年
削減CO2排出量 14,747kWh/年×0.373kg-CO2/kWh=5.5t-CO2/年

※1電力総合単価とは、電気料金総額を使用量(kWh)で除した1kWhあたりの単価。 ※2中部電力㈱の平成24年度調整後排出保数。

TOP