自然光をエレベーターホールに有効活用

自然光をエレベーターホールに有効活用

改善後の概要

光ダクト導入で自然光を照明に活用
電気使用量・CO2排出量の削減に加え快適な職場環境も

白月工業株式会社しらつきこうぎょう

エネルギー削減量
(電気)
39%
CO2削減量 5.9t-CO2/年
屋上に設けた光ダクトの採光部

屋上に設けた光ダクトの採光部

代表取締役社長  八尋修さん

代表取締役社長 八尋修さん

こんな仕組みなんだ

新社屋建設を機に省エネ技術の積極的な導入を図る

 電気工事などを手がける白月工業は、平成25年に竣工した新社屋に自然光を有効活用する設備を取り入れ、電気使用量のカットに成功している。
 一般的にオフィスビルでは照明が使用エネルギーの約20%を占めると言われており、同社では新社屋建設という機会に、その削減に目を向けた。設計の際に「どうしても必要なエネルギーは別にして、なるべく電気を使わないで済ませられる技術の導入」をベースに考えた。
 そこで、設置したのがエレベーターホールにある光ダクト。これは自然光を屋内の照明用光源として使う技術だ。具体的には、屋上に設けた採光部から自然光を取り込み、導光部で光を反射させ、放光部から光を出して室内を照らす仕組み。導光部の鏡面板は銀蒸着のアルミ鏡面反射材となっており、効率良く光を反射させることができる。
 光ダクトのメリットはメンテナンスが不要で、電気使用量やCO2排出量の削減が可能となり、また、紫外線をカットした可視光全域の照射による快適な環境を生み出すという点にもある。
 太陽光は屋上から1階まで垂直に送られるが、同社では各階にも送られるように工夫。途中の2階や3階の壁などにも透明ガラスのスリットを入れ、そこから光を取り込むようにした。
 同社はさらに、ガラス面に採光ブラインドも導入した。採光ブラインドはスラット(羽)で直線的な太陽光を拡散させ、部屋全体にムラのない光を送る。またスラットの熱伝導率が低いため、アルミブラインドに比べて熱を持ちにくく、室温に与える影響が小さく、空調の使用を抑えられる特徴がある。
 このほか、同社は新社屋の共有部に人感センサーなどを取り付けて照明を必要なときだけ使うよう効率化を図ったり、高効率型空調機を導入したりするなど、各所に省エネ対策を施した。その結果、旧社屋と比較してエネルギー使用量を39%削減することができたという。
 同社は今後も、オフィス内レイアウトの変更とともに、照明の細分化などによる省エネを進めていく。

PROFILE

白月工業株式会社
〒451-0025 愛知県名古屋市西区上名古屋四丁目10番6号
http://www.shiratsuki.co.jp/
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