長寿命で自然光に近い無電極ランプ

改善後の概要

工場の照明を水銀灯から無電極ランプに切り替え
自然光に近いやさしい光で、省エネ、長寿命

星和化成株式会社せいわかせい

エネルギー削減量
(電気)
72万円/年
投資回収年数 2年2カ月

事務所内の冷暖房吹き出し口に取り付けたファン

工場の外観

やさしい光のランプってうれしいね!

着実な省エネを積み重ねて経費削減につなげる

 星和化成は金型製作とプラスチック製品の成形加工を主に手がける。工場内の照明で水銀灯を廃止し、無電極ランプを導入することで、省エネとコストカットにつなげている。
 無電極ランプとは、その名称が示す通り、電極部を持たない照明。つまり、水銀灯のように発光管内にフィラメント電極が存在しないため、照明として消耗する部品がなく、水銀灯の5倍以上の寿命がある。また、高演色のため自然光に近い色で物を見られるという特徴もある。
 その仕組みは電磁誘導と放電による発光の原理に基づいている。具体的には、ランプのコイルに電流を流すことで磁界を作り、これによりランプ内に電界が発生。電界から出た電子が粒子に衝突することで紫外線を放出し、この紫外線がランプ内の壁に塗布された蛍光体に当たって可視光に変換され、発光する仕組みだ。
 同社は省エネのために、LEDも試験的に導入したこともあった。LEDは電力消費が少なく長寿命というメリットがあったが、同社では検査の際に製品の性質上、自然光に近い色でなければキズや不良を見つけにくいという事情から、LEDではなく、無電極ランプを取り入れることとした。
 同社はこれまで工場内の3分の2を無電極ランプに交換することで、デマンド契約値も1万950Wから6800Wに引き下げ、無電極ランプの活用と合わせて年間72万円の経費削減につなげた。投資は2年2か月という短期間で回収でき、未交換の3分の1部分についても、今後、順次更新していく計画だ。
 また、同社は事務所内の空調にも工夫を凝らした。冷暖房の吹き出し口にプロペラファンを設置。これにより冷暖房から出る空気がムラなく事務所内に行きわたり、空調負荷を低減することができた。
 同社は今後も投資をあまり必要としない省エネを積み重ね、経費節減、競争力の強化に結びつけていく考えだ。

PROFILE

星和化成株式会社
〒474-0011 愛知県大府市横根町坊主山1−132
http://www.medias.ne.jp/~seiwak-k/
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