あいち省エネプロジェクト

ハウスの赤色LED

ハウスの赤色LED

改善後の概要

LEDを電照菊栽培に採用
省エネと高品質を両立

有限会社マーコまーこ

エネルギー削減量(電気) 90%
CO2削減量 86%
投資回収年数 5年
※導入費用約4,000万円

開花調整にも役立つね!!

生産・販売だけでない、農業の新しい取組

 電照菊やトマトのハウス栽培を手がけるマーコ(田原市)は、LED技術を農業に応用し、省エネ・コスト削減に成功している。
 菊は日照時間が短くなると花芽を形成し、やがて蕾(つぼみ)となり開花する。この際、花芽が形成される前に人工的に光を当て続けることで開花時期を遅らせるというのが、同社の栽培している電照菊だ。
 同社では、電照菊への光源に使用していた白熱電球が製造中止になったことから、その代替が必要となった。代替の条件は①消費電力を削減できるなど省エネ効果が高い②菊の花芽抑制の高い波長を有する③従来の電照用設備がそのまま使える―ということだった。そこで、調査の末、赤色LED電球を採用することにした。
 その波長は620~640nm。植物が効率よく吸収する波長の光を放つため、開花調整に適しているという。
 入力電流変化に対する光出力の応答が早く、点灯と同時に最大光量が得られるため、制御面でも効率的だ。
 従来の電照用設備もそのまま用いることができ、さらに、耐久性が非常に高く、寿命は4万時間(電照菊の利用では57年分)という。
 栽培ハウスは長方形で、四隅には光が届きにくいことから、一部で蛍光灯を併用しているものの、求める品質の電照菊を栽培できるようになり、何よりも最大の効果は従来に比べ、消費電力を90%削減できたことだ。
 初期投資は4000万円だが、クレジット・リースで5年契約とし、現在は支払いも終了、投資を回収した。

栽培中の電照菊

栽培中の電照菊

代表取締役 青山房生さん

代表取締役 青山房生さん

同社ではさらに、栽培ハウス内の暖房にも工夫を施している。
 遠赤外線ヒーターの前に送風機を設置。組み合わせて使用することで、遠赤外線ヒーターにより温められた空気を送風機の風で遠くまで運べるようにし、暖房機器の電力消費量の削減を図っている。

PROFILE

有限会社マーコ
〒441-3614 愛知県田原市保美町坂井戸135
http://mak-asf.com/
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