焼付け(塗装)工程での炉内はセンサーで制御

焼付け(塗装)工程での炉内はセンサーで制御

改善後の概要

各工程でエネルギーを“見える化”
分析、対策で大幅なエネルギー削減

パナソニックエコシステムズ株式会社ぱなそにっくえこしすてむず

エネルギー削減量(原油換算) 402kl
エネルギー削減率(生産待機時) 50%(都市ガス)
80%(電気)
※塗装乾燥ラインのバーナーと排気ファンの自動制御による効果

エネルギーが見える!

経営層も含めた全員参加での省エネ活動を推進

 パナソニックエコシステムズは、パナソニックグループの中で環境事業を担当し、換気扇など空気に関連する機器を生産。蓄積したノウハウを活かしながら、経営層を含め全員参加で省エネ活動を展開している。
 同社の省エネ活動の基本はまず”見える化”にある。各工程におけるエネルギー使用状況を把握できるようにし、細かく分析。その後、1300事例にわたる省エネBA(Before/After)チャートという、これまでに行った省エネ改善事例集をもとに最適な対応策を導き、実践する流れだ。
 エネルギーの見える化には、専用アプリケーションを使って各工程のエネルギーモニターとパソコンをつなぐ。ほぼリアルタイムにエネルギー使用状況を把握でき、インターネットに接続すれば、どこでも管理・分析が行え、海外拠点への対応も可能としている。
 この取組で、各工程や設備で着実に省エネ成果を出しているが、中でも、エネルギー削減量の多い事例の一つが、春日井工場(春日井市)の塗装乾燥ラインにおける改善だ。
 塗装乾燥ラインは都市ガスをバーナーで燃焼させ、その熱で順次流れてくる部品を乾燥させるとともに、排気ファンも回す。従来は部品が流れていない時でもバーナー、排気ファンが稼働していた。
 この対策として、塗装乾燥ラインにセンサーを設置。センサーで部品を感知した場合のみ、バーナーと排気ファンを稼働させることで、エネルギー消費を抑えた。その際、部品がラインに入る前にバーナーの温度が適正になるように工夫し、品質に影響を与えないよう事前検証している。

センサーによる運転制御をした洗浄ライン

センサーによる運転制御をした
洗浄ライン

省エネノウハウを展示する「eco見える化室」

省エネノウハウを展示する「eco見える化室」

 この運転制御により、都市ガス、電気の使用量を大幅に削減。原油換算で平成24年度実績で402klの削減を達成した。運転制御は塗装の洗浄ラインにも取り入れ、水の使用量削減も図っている。
 同社では省エネノウハウを展示する「eco見える化室」を設置。社外にも積極的に公開し、社会全体での省エネ推進も目指している。

PROFILE

パナソニックエコシステムズ株式会社 春日井工場
〒486-8522 愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番
http://panasonic.co.jp/es/peses/
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