あいち省エネプロジェクト

省エネ・創エネ技術を駆使している土岐事業所

省エネ・創エネ技術を駆使している土岐事業所

改善前・改善後の概要

自然エネルギーを利用し空調負荷低減
煙突効果で熱気をコントロール

株式会社アマダあまだ

エネルギー削減量
(電気)
540,000kWh/年
CO2削減量 200t-CO2/年
削減コスト
※15円/KWh
8,000千円/年
※旧工場と比較した場合の削減効果

これは勉強になるな~

省エネと創エネによりゼロカーボン達成を目指す

 金属加工機の総合メーカーであるアマダは、平成23年に切削・工作機械を開発・生産する土岐事業所(岐阜県土岐市)を稼働。建設に際し、COを排出しないゼロカーボンを目指して、さまざまな工夫を取り入れた。
 そのうちの1つがテクニカルセンターに導入した煙突効果による自然通風システム。煙突効果とは煙突内に外気より高温の空気があると、高温の空気は比重が軽いため、給気口から外の冷たい空気を引き込みながら上昇する現象だ。
 具体的な仕組みは次のとおりである。外の空気がテクニカルセンターの周りに設けられた池の上を通り、さらにピット(地下の空間)を通過して低温になる。そして、エントランス内の高温の空気が上部の排気口から出る際に、低温となった外気を給気口から引き込む。
 夏季には、エントランス上部に溜まった熱気を自動開閉する窓から排出し、冬季には熱気を空調機の補助に使用している。“自然エネルギーを利用して建物に呼吸させる”ことで、空調負荷を下げ、省エネにつなげている。
 空調負荷低減では、地熱利用も進めている。地表から2~5mの深さにある雨水配管内に循環配管を設置して、配管の上流と下流の温度差を活かすように工夫。配管を恒温室やサーバー室用のパッケージエアコンなどにつなげ、予熱、予冷に利用している。
 また、同事業所は蓄熱槽に貯留した水を空調に利用する水蓄熱システムを導入し、電力量の平準化を図っている。
 同システムは蓄熱槽と空調機の間に設けた熱源機で冷温水を作るが、夜間電力で熱源機を駆動させている。夜間に昼間の空調に必要な冷温水を作って蓄熱槽に溜めておき、昼間にその冷温水を空調に使うことで、消費量の多い昼間電力を削減でき、電力の負荷平準化が図れる。

テクニカルセンター、吹き抜けのエントランスホール

テクニカルセンター、吹き抜けのエントランスホール

アマダマシンツール社長 末岡愼弘 さん(右) プロト生産技術部長岡田和利さん(左)

アマダマシンツール社長 末岡愼弘 さん(右)
プロト生産技術部長岡田和利さん(左)

 同事業所はこのほかにも、テクニカルセンター屋上に設置した太陽光発電システムで創エネも実施。省エネと創エネにより、ゼロカーボンを実現達成しようという狙いで、同事業所を担当する㈱アマダマシンツールによると「9割方は達成した」。そんな同事業所には、参考にしたいと業界を問わず、多くの関心が寄せられている。

PROFILE

株式会社アマダ 土岐事業所
〒509-5142 岐阜県土岐市泉町久尻字北山1431-37
http://www.amada.co.jp
  • BACK
TOP