あいち省エネプロジェクト

不要物をエネルギーに転換する資源回収ボイラー

不要物をエネルギーに転換する資源回収ボイラー

改善前・改善後の概要

排熱を徹底的に利用
不要な物の処理が効率的な省エネに

アイカ工業株式会社あいかこうぎょう

CO2削減率 約1,568t/年
エネルギー削減率 約15.6%
※排熱回収熱交換器による削減効果

排熱を徹底利用!!

「もったいない」という思いがアイデアを生む

 アイカ工業は主に住宅建材や自動車、電気機械向けの樹脂接着剤メーカー。主力の本社工場(清須市)では建材のメラミン化粧板を手がけているが、さまざまな過程で効率的な省エネを進めており、成果を上げている。
 同工場では以前から、資源回収ボイラーを導入し、生産の過程で出る不要物を焼却して熱を生成し、大量のエネルギーを消費する各工程で活用している。
 資源回収ボイラーでは、ダイオキシンなどの有害物質を発生させることなく燃焼させるために、温度を800°C以上に保つ必要があるが、維持できないときだけ、同工場は助燃ガス(都市ガス)を使用していた。
 CO2の削減や省エネ活動強化のため、同工場は助燃ガス使用量の削減にチャレンジすることにした。粉砕した不要物を投入したり、炉内の空気の量や流れに工夫を施したり、実践を重ね、燃焼効率を高めた。その結果、助燃ガスの量を従来に比べて70%減らせ、 年間200tのCO2、113kl(原油換算値)のエネルギーが削減できた。
 さらに、そこから一歩進めた省エネも実践。資源回収ボイラーの他に、含浸工程で発生するガスを環境基準を満たすように燃焼処理する脱臭炉ボイラーがある。両ボイラーの燃焼後、煙突から排出されるガスが高温であることに着目、排熱回収熱交換器を導入して排ガスから熱を回収し、熱風として工場内に張り巡らせたダクトを通して乾燥工程などのエネルギーとして活かすようにした。この排ガスの熱回収による取組で、同工場では1年間で1568tのCO2、883kl(原油換算値)の使用エネルギー削減を達成した。

平成19年に導入した脱臭炉ボイラー排熱回収熱交換器

平成19年に導入した脱臭炉ボイラー排熱回収熱交換器

工場内に張り巡らせたダクトで熱を移動

工場内に張り巡らせたダクトで熱を移動

 同工場内にはまだ煙突やダクトから排出される熱風、蒸気があり「もったいない」(施設部)。さらなる利用方法を模索し、実践していく構えだ。

PROFILE

アイカ工業株式会社 本社工場
〒452-0917 愛知県清須市西堀江2288番地
http://www.aica.co.jp/
  • BACK
TOP