あいち省エネプロジェクト

冷ケースの室外機の放熱フィンに水を噴射して効率アップ

冷ケースの室外機の放熱フィンに水を噴射して効率アップ

改善前・改善後の概要

室外機の放熱フィンへの冷水噴射装置を導入
エネルギー消費比率が高い冷ケースで効果

ユニー株式会社ゆにー

閉店後、冷ケースにはナイトカバーを

閉店後、冷ケースにはナイトカバーを

打ち水効果!

人手による作業も省くことができ、より効率的に

 スーパーマーケットのアピタ千代田橋店(名古屋市東区)は平成17年に店舗を建て替え。その際に「省エネを意識した機器を備えた」(吉牟田健二業務副店長)。
 スーパーマーケットにおける各設備のエネルギー消費の割合は、冷ケース(冷蔵・冷凍ショーケース)が全体の3分の1、空調と照明がそれぞれ4分の1とされている。新鮮で最適な温度の商品、快適な売り場を提供する上で必要なエネルギーだが、削減できる余地はあると同店では考えた。
 まず、設備のほとんどにインバーター制御機器を取り付け、省エネ効果を上げた。ただ、夏季には他の季節に比べ、エネルギー消費量が伸び、特に冷ケースは、温度保持のために室外機のコンプレッサーに大きな負荷がかかる。また、室外機は放熱効果を高めるため、放熱フィンが細かく密集しているが、短期間で汚れやほこりが付いて目詰まりし、放熱効果が少なくなる。
 そこで、同店は屋上に設置している室外機の放熱フィンに冷水を噴射する装置を導入した。これは、室外機のコンプレッサー内の圧力が上昇し、設定した圧力以上になるとセンサーが働き、ノズルから放熱フィンに向かって水を噴射し洗浄するとともに”打ち水”効果でコンプレッサーの負荷を下げる仕組みだ。シンプルな構造だが省エネにつながる。
 消費エネルギー削減量について具体的に計測はしていないが、確実に効果が現れているという。さらに、これまでの人手による放熱フィンの洗浄作業も省くことができ、一石二鳥だ。
 噴射する水は地下水。井戸を掘って、敷地内の地下80mからくみ上げた1日約150tの水を処理装置によりろ過して上水と雑水に分け、雑水を利用。放熱フィンの打ち水に必要な水道代もこうした工夫により抑えている。

井水のプラントの受水槽

井水のプラントの受水槽

業務副店長 吉牟田健二さん(左) ユニーグループ メンテナンス担当 中村時彦さん(右)

業務副店長 吉牟田健二さん(左)
ユニーグループ メンテナンス担当 中村時彦さん(右)

 同店は平成24年、日本環境協会のエコマーク「小売店舗」第1号店の認定を受けるなど、環境保護対策に熱心。アピタ全店でもさまざまな省エネに取り組んでおり、地域に根差した店舗としてCO2削減を進める。

PROFILE

ユニー株式会社 アピタ千代田橋店
〒464-0011 愛知県名古屋市千種区千代田橋二丁目1番1号
http://www.uny.co.jp/shop/115/
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